

著.古室 奢碌
ある日、奢碌の事務所で書類の整理をしていた田村と、その手伝いとしてバイトしている遥。 何しろ奢碌は情報収集と解析能力は優れているが、その整理整頓などまるでしないので、事務所の中には書類と書物で満載だった……無秩序なままで。 ガサガサ 「田村さーん、これはどっちですかー?」 「あぁ、その資料はこのファイルだ」 ゴソゴソ 「田村さーん、これは捨てちゃっていいですよねー?」 「あぁ、それは……って、バカ!勝手に捨てるなー!」 バタバタ 「田村さーん、この資料もこのファイルですねー?」 「だーかーら、勝手に動くなー!?」 「えい」 ガシャーン 「……あれー?」 「あれ、じゃないー!あぁぁ…仕事がまた増えた……」 ………古室探偵事務所の整理が終わるのは遠い先の話のようである。 |
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| ●アイホート(妖怪) 登場:第七話 妖怪としての姿:楕円形の無数の脚と目を持つ青白い肉塊 人間時の姿:? 妖力:? 妖術:幻覚、恐慌、白昼夢、暗示、あれを見ろ、桃源郷(恐怖空間)、etc… 弱点:? 詳細: クトゥルフ神話に登場する幻影の邪神。地下迷宮に潜み、そこに迷い込んだ獲物に「我が子を孕むか?孕まぬか?」という問いを投げかけ、孕まないと答えるとその場で殴り殺す。孕むと答えると迷宮から解放されるが、獲物は体内に雛を植えつけられ、激痛と幻覚に苛まれながら、最後には内側から体を食い破られる。どっちに転んでも獲物に待つのは死である。本来、活動範囲は狭いが、特定の魔術儀式を行う事で、「地下」という共通点があれば己の迷宮にリンクさせる事が出来る。地下から外の世界に出る事を望んでいるが、現在は何故か地下迷宮の巨大な井戸の中で眠り続けている。第七話においてその片鱗を見せるも、御神体によってリンクが切られてしまったために、その後は不明である。 ●イゴローナク(妖怪) 登場:第十話 妖怪としての姿:両手に口を持つ首のない白熱する肥満体の大男 人間時の姿:憑依している対象の姿 妖力:光る体、腐食の掌(毒+牙+余分な口+伸張)、精神攻撃、レーダー感覚、etc… 妖術:憑依、悪寒(もつれの範囲ver)、感情知覚、悪徳(不利な特徴限定の感情刺激)、人払い、etc… 弱点:人間の血肉への依存、悪意を煽りたくなる衝動、「グラーキの黙示録」第12章を見た者にしか憑依できない 詳細: クトゥルフ神話に登場する悪徳の邪神。そこの浅い、秘められた悪意(悪癖など)を持つ者がいる場所で、自分の名を読み上げられると姿を現し、その肉体を乗っ取ってしまう。 本体は、異次元に存在するというレンガの壁の向こう側で眠っていると考えられている。 「壁の向こう側」で覚醒の時を待っているらしく、その分身体だけが何度も確認されている。 この世界に現れるたび、妖怪に、あるいは人間によって倒されているが、死ぬのは憑依されていた対象だけで、本体が無事な限り、何度でもこの邪神は現れる事が出来る。 人間を操る術に長け、現在は心理カウンセラーや占い師などを通じて、自分の信者(本人が望む望まぬにしろ)を増やし、各地で犯罪を多発させている。 対処法は「グラーキの黙示録に関する記憶を消す」事であるが、一度でもこの邪神に関する知識を得た者は、ふとした原因で記憶を取り戻し、再びイゴローナクの影響下に置かれる事も多々あるという。 教団という程の大規模な手下は存在しないと言われているが、反面、ふらりと個人に乗り移って事件を起こしてしまうため、恐らくオリジナルの存在以上に妖怪の世界では危険な存在として認識されている。 |
| ●風見 桔梗(カザミ キキョウ)(妖怪) 「成仏はしたいのですけど、痛いのは出来ればやめてほしいです…」 登場:第十一話 妖怪としての姿:16歳ぐらいの少女の霊 人間としての姿:無 妖力:飲食不要、酸素不要etc 妖術:不明 弱点:不明 詳細:杜鳴村で死んだ少女の意思を持った妖怪。世間でいう所の自縛霊である。 現在は自縛されてはいないものの、霊として生きている。 ‘ジョーカー’に捕らえられ、風見=萩にたいする脅迫材料として封印されていたが、三津=椿により封印から開放される。事件後は、椿の計らいで椿の義妹のネットワークに萩とともに所属することとなった。 ●風見 萩(カザミ ハギ)(妖怪) 「そうね、自分で行動を起こさない限り、私はいつまでたってもただの人形ね。」 登場:第十一話 妖怪としての姿:熊の人形 人間時の姿:無 妖力:精神攻撃無効、しもべ、飲食不要、酸素不要etc 妖術:人間操り、物体覚醒、あれを見ろ(人をおびき寄せるのに使用する)etc 弱点:不明 詳細:‘ジョーカー’にシモベとして作られた妖怪。 熊の人形、つまり本体自身は移動も喋ることすらもできないため、自分の分身として生み出した下僕が萩である。 萩に移動させてもらったり、萩を通して喋らせたりすることで意思を伝達する。 本人自身も自分が生み出された妖怪だということを自覚している。 そして元の自分の持ち主、桔梗が敵の手につかまっているためしぶしぶ彼らの手伝いをしている。 用心深く、証拠などがない限り危険な橋は渡らないタイプ、だったはずだが、説得時にあまりにも友好的にでられてそのまま丸め込まれてしまった…実は騙されやすいタイプかも。 ちなみに名前は後日桔梗によって命名された。 |
| ●ジョーカー(妖怪) 登場:第十一話 妖怪としての姿:道化師の格好? 人間時の姿:不明 妖力:不明 妖術:生命創造?その他不明 弱点:不明 詳細:ダーク・マターに所属するピエロの妖怪。 多数の手下を従え、そして物体から妖怪を生み出す能力を持っている。 現在は姿を見せず事件を手下に引き起こさせ、社会を混乱させようとしている(らしい)。 どうやら三津=椿とは敵対関係にあるらしい。 ●スネークワイズ(妖怪ネットワーク) 登場:第四話、第九話、第十話 規模:超大規模 詳細: 魔女や魔術師の妖怪によって構成されており、彼らの援助を行うと同時に監視も行っている。 特に隠蔽性の高い組織であり、明確な本拠地、代表者は不明。 その代わり世界中に複数の隠れ里を所有しており、特にヨーロッパでの影響力は大きい。 人間への関与は極力避けている……が、必要とあらば、命を奪う事も辞さない。 魔道書などの妖具を積極的に収拾・管理しており、本部の図書館には新旧の魔道書が多数眠っている。 少なくとも6以上の支部が確認されており、ピラミッド地下を拠点とするエジプト支部、巨大図書館の存在から本部と噂されているアメリカ支部などが代表的。 また、東京郊外の洋館を拠点とする日本支部や黒森を拠点とするドイツ支部がここ数年で新設されている。 |
| ●ダーク・マター(妖怪ネットワーク) 登場:第十一話 規模:不明 詳細:古来から生きている妖怪、または力を持った妖怪が主に所属しているといわれているネットワーク。 ネットワークリーダー、拠点などはないため、厳密にはネットワークとはいえないかもしれない。 だが、メンバーのほとんどが現在の妖怪の立場に対していい思いをしていないという共通点はある。 全員が全員犯罪をするわけではないが、犯罪を実行するものもいるし、他のネットワークから見れば厄介な行動を平気で行う者もいる。 ●滝沢龍司(人間) 「さぁ、皆、神にひざまづくがいい」 登場:第七話 妖怪としての姿:特になし 人間時の姿:スーツ姿の青年 妖力:精神攻撃無効、無痛、しもべ(地下を蠢く者) 妖術:群れの召喚(アイホートの雛)、呪怨(疲労限定の【エネルギー=精神】、【痺れ】の連動) 弱点:HPが0以下になると体内の雛が暴走する 詳細: 滝沢グループの御曹司、そして滝沢建設の若き社長。しかし裏ではアイホートの司祭として、アイホートの地下迷宮と新御津瞑地下鉄駅をリンクさせ、一般人を生贄にしている邪悪な人物。 また契約によりアイホートの幻覚能力と雛を使役する能力を得て、自らの利権獲得にも利用していた。 一代で大企業を興した父親・虎太郎に対して引け目を感じており、側から離れるためにイギリスに留学していたが、その際にアイホートと契約を果たしている。 妖怪の力を得てからは、自分の邪魔者を徹底的に排除する姿勢を取り、虎太郎を始め、自分の部下やその息子さえも葬り去った。 PC達がアイホートの地下迷宮から帰還しようとした際、その妨害に現われるが、返り討ちにあい、迷宮内で焼死した。 |
| ●ニトクリス(妖怪) 「ふん、この代償は高くつきますよ。覚えておきなさい!」 登場:第九話 妖怪としての姿:? 人間時の姿:黒を基調とした高級スーツに身を包んだエジプト人女性 妖力:門(鏡) 妖術:死体覚醒、etc 弱点:? 詳細: 歴史家ヘロドトスの伝承に登場する伝説の女性君主。現在はスネークワイズの幹部の1人。 クトゥルフ神話では邪神崇拝者として描かれており、このニトクリスも同様に黒魔術や儀式に精通した魔女。 常に優雅な立ち居振る舞いしているが、非常に攻撃的な性格で、無礼者や敵対者への対応は陰湿かつ苛烈。 その反面、自分の信奉者や「お気に入り」には援助を惜しまない。 人間であっても素質を見出せば、積極的に関わりを持とうとするなど、スネークワイズでは珍しい積極派で知られている。 光物が好きで、特に鏡を好む(理由は……言わずもがな) 自分の「鏡」を盗んだ吸血鬼・ロディマスを追い、関連のあるアストリア、アレンの故郷を恐喝。 その後、ロディマスの手から「鏡」を取り戻した満闇神社へと訪れるも、サミルに断られて激怒。 力づくで取り返そうとするがメディアに諌められ、神社を後にした。 それ以来、満闇神社へと怨みを抱き続けている。 |
| ●ピクシー(妖怪) 登場:第四話 妖怪としての姿:トンボの羽をつけた小さな妖精 人間時の姿:特になし 妖力:透明、翼による飛行 妖術:誘導 弱点:特になし 詳細: イギリスの伝承などに登場する妖精。蝶のような羽を持ち、その燐粉で人を惑わす事が出来る。悪戯好きで奔放な性格をしている者も多いが、御津瞑動物園に巣くっていたピクシー達は皆、マーベルの支配下に置かれ、傀儡と化していた。立場上、マーベル自身が動き回る事が出来なかったので、彼女に代わって園内の監視やマーベルが狙った人物の誘導などを担当していた。PC達の動きも把握していたが、PC達と協力する事になったメディアに、結界ごと支配されて無力化された。 |
| ●マーベル(妖怪) 「あら、可愛いお嬢さん。私に何か御用かしら?」 登場:第四話 妖怪としての姿:人間時と同じ 人間時の姿:スーツ姿の眼鏡をかけた欧州系の金髪の美女 妖力:特になし 妖術:群れの召喚(ピクシー)、しもべ(ピクシー)、結界(マナの密度が「並」になる、しもべ使用の前提条件) 弱点:特になし 詳細: 代々血筋の続く家系の若い魔女。特に小動物関係の技術に優れており、ピクシーを操る結界や知力の低い妖怪を操る力に加え、様々な魔術を操る。元々はスネークワイズに所属していたものの、キメラ研究に熱意を燃やし、禁止されていた人体実験を行うために日本へ逃亡、御津瞑動物園に経営コンサルタントとして潜り込み、土地の確保や素材の収集などを行いつつ、研究を続けていた。性格は好色で自信過剰。他人を見下すように話すため、相手に不愉快な印象を与える。遥や葉子、翼らを捕らえ、さらに自分を監視しようとした田村の片目を破壊したが、スネークワイズに事が露見してしまい、逃亡を図る前にサミルによって無力化された。捕縛後の消息は不明。 ●マミー 登場:第十一話 妖怪としての姿:ミイラが服を着てるような姿 人間時の姿:不明 妖力:不明 妖術:憑依 弱点:火に弱い、聖別された鈴や鐘の音に弱い。 詳細:‘ジョーカー’の手下で、事件の首謀者…なのだが余り賢くはない。 憑依中は自分の魂みたいなものが相手に乗り移る。 憑依した人間を取り押さえられた時に本体に逃げようとしたが途中でつかまり、神社で監禁された挙句本体を燃やされて死亡した。なお、本来は絡みつきなどの妖術をもっているものの、一度も披露されることなく死亡している。 ●三津 椿(ミト ツバキ) 「私がこの事件に関わっている理由?‘なんとなく’よ。」 登場:第十一話 妖怪としての姿:不明 人間時の姿:銀色の長髪で扇子を持った20歳ぐらいの女性。 妖力:飛行、門その他不明 妖術:結界?植物覚醒?その他不明 弱点:不明 詳細:ダーク・マターに所属している妖怪。かなり昔から生きていたため、いろいろな妖術をもっているらしい。 現在は満闇神社の味方のようだが、直接的な協力はしていない。扇子を愛用していて、いつも持ち歩いている。 性格的には結構、自己中心的で、曖昧な言葉で情報を隠蔽しようとする人物である。 ●メディア(妖怪) 「それでは、またお会いしましょう。次もよろしくお願いしますね」 登場:第四話、第九話、第十話 妖怪としての姿:? 人間時の姿:濃紺の高級スーツに身を包んだ中東系女性 妖力:? 妖術:魅了etc 弱点:? 詳細: ギリシア神話に登場する魔女。知略に長け、策謀を得意とする(筈)。 また不幸な境遇ゆえか、他人を信用しない。 現在はスネークワイズ幹部の一人に納まっており、日本支部で他のネットワークとの交渉などに従事している。 昔はかなり過激な事をしていたらしいが、最近は責任ある立場に落ち着き、穏健派を代表とする1人。 ちなみに好色。あまり大っぴらにはしていないが、時折、[魅了]を使って男を篭絡しているらしい。 若くて活動的な美男子を好むが、逆に年上の渋めの男性も好み…らしい。 |
| ●ロディマス(妖怪) 「話など無用だ。それに私は貴様らを切りたくてウズウズしているんだからなぁ!」 登場:第九話 妖怪としての姿:中世貴族のような姿をした東欧系の若者 人間時の姿:妖怪時と同様 妖力:霧化(気体の体)、飛行、武器の手(闇属性サーベル) 妖術:闇造り、下僕化(若返り、病気、人間操りの「連動」)、蝙蝠使い、誘眠 弱点:吸血鬼系の弱点一式 詳細: ドイツの隠れ里にいた吸血鬼の一人で、蒼也(アストリア)とは同郷。 100年前、願いを叶える力を与えるという魔法の鏡があると知り、鏡を保管していたスネークワイズから盗み出す。 そして手の及ばぬ日本へと亡命すると、矢沢村の洋館に住み着き、村の女性を次々と襲っていた。 が、事態に気づいた鴉天狗・黒羽(住一郎の弟子)によって葬られる。 そして現代。魔法の鏡の主となった渕上誠一の復讐のために、鏡の力で蘇る。 そして、村の女性や黒羽の子孫を次々と虐殺していった。 普段は館の地下室の棺桶に隠れ、夜になると村に蝙蝠の群れとなって現われていた。 満闇神社の妖怪達との戦いで負傷し、鏡を置いて逃走。行方を暗ますも、復讐する機会を狙っている。 |